『炎の城』60 加藤泰

 『ハムレット』の翻案。尺が短い割に『ハムレット』にはある全体と響き合う細部がなくなっている。

加藤泰の凄さはコンテにあり、左翼的主題にはないと確認。

チャンバラ場面を見ながら、最近の映画のチャンバラとアクション(『隠し砦の三悪人』『のぼうの城』を思い出している)の物量の割に間が抜けた印象と比較する。

結局これも画面作りの問題かな、と。