2019-04-09 ■ ◯オフィス上の空 6団体プロデュース 1つの部屋のいくつかの生活@吉祥寺シアター 黄: アガリスクエンターテイメント『エクストリーム・シチュエーションコメディ(kcal)』 Straw&Berry『サイケデリック』
2019-02-14 『炎の城』60 加藤泰 『ハムレット』の翻案。尺が短い割に『ハムレット』にはある全体と響き合う細部がなくなっている。 加藤泰の凄さはコンテにあり、左翼的主題にはないと確認。 チャンバラ場面を見ながら、最近の映画のチャンバラとアクション(『隠し砦の三悪人』『のぼうの城』を思い出している)の物量の割に間が抜けた印象と比較する。 結局これも画面作りの問題かな、と。
2018-12-27 『グラディエイター』00 リドリー・スコット つまらなかった。リドリー・スコットの名前がなかったら見なかった。 欠点のない主人公、ヒロインも敵も魅力がない。シチュエーションはしばしば類型的である。ラストの対決は、敵の皇帝があまり強そうに見えない(一応前半で、皇帝が剣のトレーニングをしているシーンで前振りにはしているが)からさっぱり盛り上がらない。 とくに奴隷であるグラディエイター達や、劣等感に苛まれる皇帝にシズル感がなく、表面的に終わっているのは致命的だ。血ドバッ、皇帝は姉を犯す、とやるべきだった。 リドリー・スコットって脚本は手堅い準備をする人じゃなかったか?
2018-12-21 『岸辺の旅』15 黒沢清 『東京物語』のカバー映画。 しかし、あまりに「世界の他の映画」を前提としすぎている気もする。それも一つの手法だろうが、そんなものは無意識に追いやってしまえ、とも思う。