2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
監督も日本映画の貧しい現場の帰結として嘆いていたが、カット数の少なさが気にはかかる。 岩明均の絵の冷たさ、それがもたらす叙事的な感覚を映像に移し替えるのは難しいが、個人的にはそれが見たかった。
前半だけ見たところ。 絵の表現のレトロ感を上手く織り込んだ斬新さはともかくとして、幼少時代の野山や遊び仲間を懐かしんでばかりいて、喜びといえば過去の記憶につながる自然や純朴な生活、そういうかぐや姫って何が面白いんだろう?昔話の登場人物をあえ…
主人公二人の恋愛が今ひとつ立たないのが質を落としているのは確かだが、立たなかった理由がどこにあるのかわからない。