2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

◯「閉された言語空間 占領軍の検閲と戦後日本」江藤淳 ◯「空港にて」村上龍 ◯「コンチネンタル・オプの事件簿」ダシール・ハメット ◯「格闘技 ザ・カルテ」中山健児 ブックオフにて。 仕事がないと、ついつい古本屋に寄ってしまう…相変わらず。 もっとも自分…

◯『DEATH NOTE 13 HOW TO READ』大場つぐみ/小畑健 『デスノート』読了。全巻生徒に借りていたのだが、この解説本だけ、古本屋で見つけて買った。 「犯罪者虐殺」の倫理性に踏み込む事を上手く避けている。それが是か非かは迷う所だ。…いや、たとえば今井正…

DVD ◯「ドクトルマブゼ 第一部 大賭博師・時代の肖像 第二部 地獄・現代人のゲーム 」 本 ◯「夢を叶える洗脳力」苫米地英人 二つとも充実の作品。 習慣で人を見る事によって見落とすものあり。 感性は常にアンテナを張り鍛えていないと、陥穽がある(駄洒落…

『いとはん物語』57 伊藤大輔 人を批評すれば、世界への感謝やら愛やら自他の成長過程への忍耐やらをなくしやすい。 逆に寛容や忍耐を強調すれば、現状維持に甘んじやすい。 あるいは、ものごとが完璧でないと文句を言っている人間は驚く程多い。(そういう…

メールでの雑談から発展して姉と西新宿ビル街のシズラーSizzlerで昼食。 姉のススメでサラダバーのみを注文するのだが、これが驚く。カレーに御飯とチャパティ、パンとパスタも取り放題で、数種類のスープとデザートもある。フルーツは当然ある。…これ「バイ…

潜在意識による社会的自殺?

「タレント加護亜依さん、引退へ」 「モーニング娘。」元メンバーのタレント、加護亜依さん(19)の所属事務所は26日、加護さんとの契約を解除すると発表した。同日発売の一部週刊誌で、喫煙の目撃情報が報じられ、本人が事実と認めたためとしている。(時事…

広瀬正「マイナス・ゼロ」1982年発刊の文庫本を段ボールに保管してあって、当時1回読んで以来の25年ぶり(!)に読み返す。なかなか面白い小説ではあったのだが、この間一度も中を見たことがなく、果たしてその保管の費用対効果が過去にあったかと問われると…

◯「日本人と「日本病」について」岸田秀×山本七平 古本。岸田秀を読むのは久しぶり。 前書きに「消去抵抗」の話。 T字路を準備して、右に曲がれば必ず餌があり左側に曲がれば必ず電気ショックがあると規則性をもって条件づけたネズミは、餌と電気ショックの…

少々自律神経おかしい。 疲れを感じるのだが、疲れに意識を向けると犬や猫が自分のシッポを追いかける時のように捕らえきれずに逃げていき、休めない。 まあちょっと横になっていれば眠れるので然程不自由は感じないけれど。 ◯「ドラゴン桜 18巻」三田紀房 ◯…

神奈川の財政はいま火の車で、その状況に企業立て直しの実績のある新人が立候補するらしい。 このニュースに絡めて、組織の「立て直し」は「立ち上げ」よりずっと面倒で難しい、と書いている人がいた。 組織を良くしようとした経験のある人間なら、頷ける指…

『コタンの口笛』59 成瀬巳喜男 何故だが知らないが、成瀬らしからずカット割りが固くてキレがない。撮影・玉井正夫による光と色、しばしば映り込む川、良い。 3日ぶりに食事を玄米菜食に戻したら、「旨さ」や糖分に刺激されて出ていた脳内麻薬が一時的に減…

某左翼ブログで右翼として短く論争、そして自身の多忙のため中断を通知。言論人てのもエラいな、と苦笑。 この面倒臭さに耐えうる言論人とは、やはり「仕事」という割り切りか、「公益」が頭にあるからか、どちらかになるのだろうか。論争(の勝利)で満たさ…

偉大なる教材

主宰と脚本に関するミーティング。 仕事先で先週導入した「宮本哲也の賢くなるパズル」を生徒本人だけでなく一家4人でやっているとのこと。 すでに導入した2件でも、本人に宿題として出した分の実施率が100パーセントで、両方の家で弟や妹がやりたがってい…

『木立の中の日々』76 マルグリット・デュラス 前から2列目に腰掛けていたのにティーチ・インでうとうとする。失礼しました、Mme. ビュル・オジェ。 『下郎の首』55 伊藤大輔 乞食小屋に寝泊まりしながら武士であった殺された父の仇を追う息子(すでに青年…

中心無き一日

渋谷に映画に出かけたが受付で立ち見だといわれて止める。こういう時は次にいつ観る機会があるか分からないというレアもの以外は諦める。腰にもくるし集中も出来ないのだ。 渋谷の街でハンズと洋服屋を回る。そういえば2006年、とうとう一着も服を買わなかっ…

『よみがえるブルース』62 ジョン・キャサヴェテス 『ワイルド・アニマル』97 キム・ギドク この忙しいのに二時間もったいなし。ギドク、好きではないが批判する気もあまり起きない。しかし、もともとテレビ用かオリジナルビデオらしいこの作品は…、ギドクら…

「難しいに決まってるでしょ、だって

だって、たとえば、小指一本で持ち上げられるバーベル挙げて何の意味があるんですか? 重いからこそ筋力が付くんですよ」by石井裕之(パーソナル・モーチベータ) 喫茶店>教師業>稽古>呑み たまに10時代に起きると深夜にはくたくた。とはいえ呑みの席で芝…

◯「スピリチュアルデータブック2006」 「複眼の映像」読了。 世の中には創作に向いた人間と批評家に向いた人間がいる、と村上春樹が書いていたと思うが、橋本忍氏は前者。 黒澤の作品評は鋭さを欠くし、非論理も散見される。創作論には肉体に染み付いた実感…

『百年恋歌』05 侯孝賢 これ程のファーストショットを人は人生で何度見れるだろう。ビリヤードをプレイする若者達の中、その目線から、彼女がとくに一人の男に心を奪われていることが分かる。「煙が目にしみる」をバックに、カメラは中心となる二人と他のプ…

デパートの屋上、子供の頃は小さな遊園地として好きだったし、大人になってもそのエアポケットのような空間が好き。最近は浸る余裕がない。 人はどこまでいけば人にもの申すことができるのか? 客観的基準は無いから、その資格は自分が自分に許せるかどうか…

とある女優さんのブログに「余韻のない文章は嫌い」とありました。 それはどう考えても僕の事ではないのですが、まだ10代の頃自分の文章が「余白というか、修飾がない」と評された事を思い出しました。批評してきた相手は三島由紀夫の文章を引き合いに出しま…

仕事>とある勉強会>とある仕事の後始末の交渉 深夜、ファミレスで眠る。椅子に横座りして居眠りしていたら、店員さんから起こされ「そういう眠り方は」と注意を受ける。テーブルに突っ伏していればよいらしい。あまり目立ってはまずいということか。 デニ…

苦労は人を肯定しない。

DVD ◯「三十九夜」ヒッチコック ◯「革命児サパタ」カザン ◯「コンドル」ホークス 100円。「三十九夜」家に帰ったら別の会社から出ているDVDがあった。確かそれも100円だった…。 - 子供が母親といっしょに居る時に、暴漢に襲われ傷を負ったとする。その後、子…

◯「お客様をファンにさせる接客をマスターする」森下裕道 ◯「ピッカピカ 今日からあなたを接客サービスの天才にする」森下裕道 ◯「ドラゴン桜 わが子の「東大合格力」を引き出す7つの親力」親野智可等 『現代人』52 渋谷実 池部良の顔はわがアパートの庭師…

『デスノート』8巻読む。<ネタバレあり> 毎週2冊ずつ読んでいる。7巻のライトが記憶を取り戻すまでの計略は見事。 この巻は初代Lが死んでから崩れた敵役のNとの対立構造がはっきりしない(同じ土俵で闘っていない)のでテンションが落ちている。

『昭和残侠伝 血染めの唐獅子』67 『昭和残侠伝 死んでもらいます』70 ともにマキノ雅弘 『昭和残侠伝』シリーズが進むにつれて、物語の軸はもうお約束なので発展せずに骨組みだけが取り残され、他の部分がぶつ切りのエピソードの組み合わせになっていったと…

サヨナラだけが人生だ

川島雄三の口にしたこの有名な一節、実は意味(実質)が無い、と感じる。 意味が無いがゆえに、逆に輝いている気もする。 ◯「川島雄三、サヨナラだけが人生だ」藤本義一 所収の短編小説「生きいそぎの記」、久しぶりに何度目かの再読。面白い。 記録された川…

家に帰るとK1録れてない。 行き場なく停滞する俺の自意識を、誰か奪ってくれぇ。 こんちくしょう。 やることの多さにボーッとする。 「自分が何を欲しいか分からない奴は死んだ方が良い」 (村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』より) ごもっとも。人の迷…

『エイリアン3』デビッド・フィンチャー 深い情感を作り上げられないフィンチャー。脚本には恵まれている。 冒頭の20分(4幕構成で考えれば「起」、3幕で考えるなら「序」)までしか見ていないが、この作品でも脚本を生かしていない。おそらく最後まで…

『大江戸五人男』51 伊藤大輔 『浪人八景』58 加藤泰 ◯「複眼の映像 -私と黒澤明」橋本忍 ◯「健康養生法のコツがわかる本」甲田光雄 今日届いたいつの間にか届いているメルマガに「いらないメルマガを一括解除する方法、無料ダウンロード」と題されたものが…