2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

速読法のセミナーへ。 全体のイメージを掴んでから徐々に細かく、深く理解していくという読書法。 大雑把な理解なら確かに「速く」出来る。しかし、中身の詰まった本を理解というところまで持って行くにはやはりそれ相応の時間がかかる。幹から枝へ、あるい…

午前6時半

久しぶりに午前中からの活動、しかも人と会う用事を入れたら、眠れず。 意識の上ではとくに緊張も興奮も感じていないのだが、何度もこういう状況で眠れない日を経験しているので原因はほぼこれに間違いない。 やりたいことはあれど、下手に頭を使うとその後…

『風の又三郎』03 『ドッペルゲンガー』03 ともに黒沢清 前にもちょっと書いたが、永作博美のコケットな魅力にくらくらする。 映画を見た帰りにあえて映画館近辺で知らない道を通ってみる。 渋谷道玄坂(あるいは円山町)の車道の突き当たり、徒歩ならば抜け…

『カリスマ』99 『ワタナベ 第一話/最終話』93 黒沢清 ワタナベの宇宙船にのって凄まじい早さで世界の風景を見せられ(30分の低予算テレビドラマだから相当しょぼいビデオ合成なのだが)、圧倒されて泣き続けるヒロインにやや倒錯的なエロティシズムが宿っ…

馳星周『夜光虫』読了。

すごいな馳星周。長編ではこれまで外れなし。まだ数冊未読があるのが嬉しい。 ラッキョの皮剥きのような策謀と裏切りの連鎖は細かく読めば強引な展開もある筈だが(『夜光虫』のラストの立ち回りの設定は強引)、それを気付く前にこっちの血が沸騰している。…

堀威夫

・柳の下にドジョウは3匹居る。他で同じ路線で競合してこられたら逃げずにその上をいく事を考える。 ・オーディションでは、順番が来て前に出てくる子は皆緊張していておかしな顔に見える。出て来た人間を見ずに、待っている人間を見ていると、その中に光る…

◯「いわゆるA級戦犯」小林よしのり 『過去を逃れて』47 ジャック・ターナー 「もっとも重要なフィルムノワール」とジジェクは言う。(ちなみに、手持ちの本で確認していたら、どうもジジェクが出来事を勘違いして記憶していると思われる所があった。) ディ…

「寂しい米国人」が急増…4人に1人「親友いない」

日本人も同じような数になるのではないか。近代国家では平均的な数字だという気がする。 アメリカ人の陽気さや多弁さは、必ずしも開けっぴろげを意味しない。 ただ、この20年で友人関係が減った理由は気になる。やはり、冷戦の終結で「大きな物語」が無く…

学校の不良に対する対処の提案。

ただの言葉による注意は悪に開き直る人間に対しては一切効果がない。 そういう人間に罰を与えても、トラウマを残すレベルの過酷な体罰でない限り、心を変える事も出来ない。 さらに、罰が下されても学校が被った被害は一切埋まらない。 そこで 学校のスポー…

『燈台守』29 ジャン・グレミョン

◯『下北GLORY DAYS』テレビ東京

シリーズのお色気ラブコメ。女だらけの家に下宿する少年、という少年マンガでは御馴染みのパターン。(恥ずかしいパターンなんだが、実はそんなに恥ずかしいとも感じず、そんな自分の感性が恥ずかしい。) 以前、AV女優を青年誌やグラビア誌でなく少年誌に水…

◯『フリッツ・ラング または伯林=聖林』明石政紀

今日届いたばかりの最後の本にたまたま『疑惑の彼方』というタイトルが提案されていた。成る程。ただアメリカの法的議論での決まり文句らしく、裁判の場面でも2度用いられるのを考えるともっと口語的な表現が良い。 『疑惑のみならず』うん、いいんじゃない…

引用

「 積み重ねた経験と知識が織り成す瞬間的な判断こそが、直観なんですよね。。。。。日常生活で何を感じてどうなっていくかを常に考えている人は直観が鋭い人が多いです。直観の磨き方の一番簡単な方法は、毎日読書をして知識の網目の密度を濃くして、どこか…

-『条理ある疑いを越えて'Beyond a reaosonable doubt』56 フリッツ・ラング

封切りでは日本未公開作品でこのタイトル訳は「通称」「慣例」。今回初めて日本語字幕付きの版を見て、タイトルは「疑いがあるというだけにとどまらず(有罪)」という意味だとわかる。邦題をあれこれ考えてみたが良いのがない。『容疑ではなく、有罪なり』…

『おぼろ駕篭』51 伊藤大輔 テンポが悪い。戦後の不調の伊藤大輔 『血槍富士』55 内田吐夢

次の監督ヒディングじゃ駄目なのか?

それじゃ意地もへったくれもないか。 ううむ、やはり他の国の試合は見る気が起きない。 格闘技ならフランスvsロシアなんかでも全然楽しめるのに。 今回は劇団でも題材にしたし実況なんかも理解する努力をしながら見るようになったし、本格的にマニアになって…

『パシフィック231』48 ジャン・ミトリ 『たそがれの女心』53 マックス・オフュルス ◯『世界最速「大学受験」超記憶法』津川博義 ◯『バガボンド 23巻』井上雄彦

現在午前6時11分◯「W杯日本ーブラジル戦」終了

それなりに集中していたので、なかなかさらっと寝る事も出来そうにないが、まあ全ての日本人は自分のフィールドに速やかに戻るべきなのだよな。 暫くはバッシングが続くのだろう。柳沢には身辺警護が付いたりなどして。 しかし、楽しみが無かった/少なかっ…

◯Vシネ『くノ一五人集vs女ドラゴン軍団』05 谷垣健一

日本製カンフーアクション。どこで見つけたのか中国風の城門や廟でのロケ。無理して、その辺の広めの公園を中国の庭園に見立てたりもする。さらにビデオ撮影なのにシネスコ(1:2.25の横長)で上下にマスキングがかかって往年のカンフー映画を模倣する。 オ…

3ヶ月は停滞していたビデオの編集、DVD書き出しが出来なくなっていたのだが、ようやくハード的な解決策が見つかる。

分かってみれば割合簡単で、以前さんざん探していた時にもチェックしたと思うのだが…。 また多くの時間がパソコンに食われた。まあ多くの時間を貰ってもいるのだが。

引用

「 みかじめ料なども警察は「払うな」とは言いますが、断った時に攻撃されても自分で身を守れと言います。 実は、これが中々大変でデリヘルなら出張させた先で女の子への暴行を繰り返せばすぐに経営は成り立たなくなります。 店頭での従業員への暴行や、昔な…

メルマガ執筆。通算第10号到達。

なかなか週刊化ペースが作れないが、ここ3週はW杯日本戦に合わせて発行。

-『口紅殺人事件』56 フリッツ・ラング

60年代前半までのハリウッド映画に多用される、人物の動きに追随するだけの、細かく目立たないクレーンでのカメラ移動は何故消えたのか? セットでの撮影が殆ど行われない日本では、基本的に不可能である。ロケ現場にいちいちクレーン(または小型のジブ)…

-『仕組まれた罠(人間の欲望)』54

◯『やれる!』藤沢あゆみ

-『熱き夜の疼き'Clash by night'』52 ともにフリッツ・ラング

後者は悲劇でなくメロドラマではないか。人が誰も死なない、という事も含めて、これまで観たラング作品にはなかった。 但し、浮気する妻と浮気される夫、激情を迸らせる人々を見る視線は、どこか突き放していて冷静である。悲劇の感触がある。 後者の邦題、…

-『緋色の街'Scarlet Street'』45 

◯CD-ROM書籍『幻魔大戦deep』平井和正

ほぼ刊行開始から読んでいるから、幻魔大戦との付き合いもついに四半世紀になる。 『deep』を斜め読みしてみると、ここ最近の平井作品の特徴の、物語的構築性のないエピソードの連なりで出来上がっているらしい。いや、構築性は実はあるのかも知れないのだが…

ほぼ一日を費やして掃除。

ある程度生活改善の目処がつく。しかしこれもやり出すとキリが無いんだよなあ。多分、捨てた方が良い本も捨てられずにいるから未完成と言えば未完成。

<by 木村正雄・元吉本興行常務>