2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『グラディエイター』00 リドリー・スコット

つまらなかった。リドリー・スコットの名前がなかったら見なかった。 欠点のない主人公、ヒロインも敵も魅力がない。シチュエーションはしばしば類型的である。ラストの対決は、敵の皇帝があまり強そうに見えない(一応前半で、皇帝が剣のトレーニングをして…

『岸辺の旅』15 黒沢清

『東京物語』のカバー映画。 しかし、あまりに「世界の他の映画」を前提としすぎている気もする。それも一つの手法だろうが、そんなものは無意識に追いやってしまえ、とも思う。

『日本で一番悪い奴ら』16白石和彌

70年代東映映画へのオマージュ。 しかし、セントラルクエスチョンがないって致命的じゃないかい? 退屈で仕方なく、ミッドポイントまで。

『クリーピー 偽りの隣人』16 黒沢清

『バトルロワイヤル』00 深作欣二

Netflixの体験契約期間が今日切れるので、無料作品の一本としてチョイス。 初見。前半だけきちんと見て、後半は流す。 メッセージが「大人を信じるな」はいかにも深作さんらしい、遺作らしい遺作(厳密に言えば「2」が遺作)だ。深作さんって最後まで成熟し…

『怒り』16 李相日

前半、逃亡犯と疑われる3人の人物と彼らと出会った人々の交流の日々を悠々としたテンポで伝えてくる。2時間超の尺ならではの語り口で、この監督すごく上手くなっている。 しかし終盤、『悪人』でも同じ問題があったが、脚本も兼ねている監督が自らを(あるい…

『髑髏城の七人〜アカドクロ』04 劇団☆新感線

新感線作品がHDに何本も溜まっていて、チェックしなければと思いつつ長年経っていた。 昔の時代劇・テレビ・漫画の定型表現を新しいデコレーションで見せている商業演劇ではないか。ドラマの薄さをアクションで埋めている。 さっさと消せば良かった…