2008-01-01から1年間の記事一覧

年末恒例、さいたまスーパーアリーナに向かう

今年もおかげさまで良き一年となりました。 感謝致します!皆さまに良き2009年が訪れますように。

○KERA MAP #005 『あれから』 作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ

『愛欲の罠』73 大和屋竺 『十八歳、海へ』79 藤田敏八

『一人息子』36 小津安二郎 『東京物語』はこの作品の変奏。さらに『一人息子』自体がサイレント時代の作品の変奏なので3度やっていることになる。

人間は、命がけで間違える

理性も知性も良心も、一生懸命間違える(ことがある)。 幸いなるかな、そのありふれた地獄に踏み込まず、気付きもせずいられる者よ。 かくいう僕も、幸いなことにこの問題に悩まされなくなって長い。 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程〈みち〉』07 若松…

『待って居た男』42 『昨日消えた男』41 ともにマキノ正博

自信が陥穽になる

とは良くいわれる。諺にすれば「勝って兜の緒を締めよ」「初心忘るべからず」といった表現。 今ふと、なぜ自信で人が失敗するかのメカニズムに思いつく事があった。 自信を持つとその自信に意識 ー ここでは「感覚」「注意力」といったニュアンスでとらえて…

『忠治旅日記<信州血笑篇(部分)><御用篇>』27 伊藤大輔 珍しく(子供の頃良くやっていたように)2回続けて見る。

『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』07 候孝賢 『コッポラの胡蝶の夢』07 フランシス・フォード・コッポラ

『凸凹フランケンシュタインの巻』48 チャールズ・T・バートン アボット&コステロを、今更ながら初めて見た。 『フランケンシュタイン』31 ジェームス・ホエール こちらも今更ながら、の初見。(うう、人生いかに出遅れたことか…。) 終盤のモブシーンから…

赤ん坊の笑顔は天使、下<しも>は垂流し。

『座頭市 地獄旅』65三隅研次 脚本/伊藤大輔 成田三樹夫って茶目っ気のある中堅の悪役として子供の頃から好きだった。本人が若い頃の作品を見ても彫りの深い容貌といい演技といい抜群。ネットで検索したら東大中退と書いてあるサイトがあったけれど本当なん…

尾崎豊 43歳

まだ全然若いじゃないか。 1965年11月29日生まれ。

京王線八幡山駅 改札横の喫茶店「すぎ」

菅見では、ホットケーキ日本一はここです。 以前は昭和の喫茶店によくある木造の店舗でありふれたレトロ感が落ち着けて良かったのですが、八幡山駅改修に伴い出来た新店舗はいかにも駅ビル内テナントの無味無臭の店になってしまい、そこは残念。 ともあれ、…

『ハナコさん』43 『いれずみ半太郎』63 ともにマキノ雅弘

緩急がなく急急

『可視から不可視へ』08 マノエル・デ・オリヴィエラ 『河の上の愛情』08 ジャ・ジャンクー 『ウェルカム・トゥ・サンパウロ』07 17人の監督のオムニバス(アモス・ギタイ、ツァイ・ミンリャン、ミカ・カウリスマキ、吉田喜重、アッバス・キアロスタミ、ほか…

『いつか分かるだろう』08 アモス・ギタイ

『血煙 高田馬場』37 『昭和残侠伝 死んでもらいます』70 ともにマキノ雅弘 後者で確認したい事があり、レンタルビデオを借りて見直して驚いた。ヤクザどうしの切った張ったのイメージで把握していて気がつかなかったが、全編の8割方が会話やら地味な室内シ…

『源氏九郎颯爽記(シリーズ第3作目)秘剣揚羽の蝶』62 伊藤大輔 悪しきスター映画。ウラのない外連味<ケレンミ>は面白くはならない。 『すっ飛び駕籠』52 マキノ雅弘(脚本・伊藤大輔) フィルムセンターの特集が今日で終了。見逃した作品(特別上映)二…

『女と海賊』59 伊藤大輔 不自然にしまりなく終わる。悲劇未成立で終わった原因は不明。

『月の出の決闘』60 伊藤大輔 脚本からクランクアップまでの時間足らずと思われる。悲劇が未成立。

『ジャン・有馬の襲撃』59 江戸時代の欧米植民地主義に抵抗する一大名という設定は、意外にも右翼的。 『王將』62 ともに伊藤大輔

『この首一万石』63 伊藤大輔 大川橋蔵は声の魅力が今ひとつで、それが映画で大スターとなれなかった要因と見た。昔のスターは皆例外なく声が良い。ついでに、この映画では江利チエミもミスキャストで、色気のない童顔なのでとても遊女をやれる人ではない。 …

批判精神は創造力を前提とする。

『獅子の座』53 江戸時代の歴史的能公演のバックステージもの。後半の一糸乱れぬ演出。田中絹代の入魂。初舞台へとしごかれ、緊張する少年の姿に記憶と重なるものあり、泣かされる。 『続丹下左膳』53 ともに伊藤大輔

家でビデオ 『弁天小僧』58 伊藤大輔 フィルムセンターに出かけ 『春琴物語』54 伊藤大輔 京マチコが、イメージシーンで舞を踊るのだが見事。昨日見た『遥かなり母の國』で踊るバレーも(おそらく当時の日本人のレベルとしては)プロ並みで、さらに琴・三味…

『遥かなり母の國』50 『明治一代女』55 『おぼろ駕籠』51 全て伊藤大輔 ○テレビドラマ『刑事追う 第一話・二人の女』96 蔵原惟繕

現代の宿痾「批判馬鹿」、その簡単な見抜き方・対処法

一番解り易いと思われるものを具体例にとります。 手順1 政治(政策・政治家・国家)を批判する「だけ」の人間は「じゃあどういう政治(政策・政治家・国家)が良いの?」と問うと息を呑みます。 あたかも「世界にそんな問いが存在したのか!?」(笑)とで…

偶然3連発

東京駅に向かう電車で劇作家/演出家のK上尚史氏が同じ車両に乗って来た。昔のエッセイに中央線沿い住んでいると書いていたが、ずっと住み続けているのだろうか? この人に注目したのは24年前DJを務めていた深夜のラジオ番組で、ノリ良く笑かせつつもしばし…

『暖簾』58 川島雄三 自分の中学高校において、理数系の教師は教師特有の人格的偏りが少なく、文系の教師は偏りが多かった、ということに気がついた。 経験的事実だが理にかなっているので一般化しても構わないだろう。 とはいえ、中学校〜高校教師全般への…

塩レモンペリエ

我が断酒道、新しき段階へ。 刺激が強く、塩の体内殺菌効果もあるので酒代わりとしては優れております。 ○『解ってたまるか!』福田恆存・作/浅利慶太・演出 於・自由劇場

「名」を捨てる人

アパートの大家さん亡くなり、葬儀に。あまりコミュニケーションは取らなかったが、このアパート住人のゴミ(ここ3年は僕一人のゴミ)を毎朝出してくれていました。 『王將一代』55 『素浪人罷通る』47 ともに伊藤大輔