2017-01-01から1年間の記事一覧

『ならず者部隊』56 Between Heaven and Hell リチャード・フライシャー

邦題、まるで内容と関係なし。

『ユダ Judas』13 大富いずみ

風俗的なベストセラーをダサいメロドラマにしてるんだろう、と思ったら演技も演出も洗練されていて最後まで全く苦痛なく見ていられて驚いた。 驚くような場面もないし、結局は通俗的な結論で終わるのだが、だからこそこの水準に驚く。

『獄門島』77 市川崑

この時期、『犬神家』以降半年に1本のハイペースで石坂金田一やってたんだよな。

『ブラッド・ダイヤモンド』06エドワード・ズィック

『アンブレイカブル』00 ナイト・シャマラン

なにで勧められて録ったのか、パソコンにあった。 しかしシャマランの神秘主義とそのずらしは、どちらも面白いと思わない。小器用、といったらよいか。 セントラルクエスチョンあってこそ、そこから逸脱するヒネリが効くと思うんだが、なにがセントラルクエ…

✳︎TVシリーズ『クワンティコ』第一シーズン。 シリーズ前半、テロ容疑者になった主人公が逃亡しながら捜査する過程は面白かったんだが 後半のテロ真犯人探しになってからヒキが弱い。 主人公が脅迫されて危機に陥るのだが、あまりにホイホイ脅迫者に協力して…

『トレインスポッティング』97 ダニー・ボイル

『アルティメット』09 パトリック・アレサンドラン

『アルティメット』04 ピエール・モレル

『ジュピター』15 ウォシャウスキーきょうだい

『この国の空』15 荒井晴彦

『愛するとき、愛されるとき』10 瀬々敬久

千葉の田舎町の空気感が面白い。低予算でも役者や技術スタッフが優秀だったらここまでやれるという見本のような映画で、できたら若者に作ってもらいたかった。冒頭話が転がり始めるまでの、妹の露出狂画像のリークの事情がわかりにくい。整理するのは簡単だ…

ヒロトとマーシーは311以後『チェルノブイリ』を歌ったのだろうか?

◎『リンダリンダ』11 作・演出/鴻上尚史 3時間の長尺はゴージャスだった。 立ち入り禁止区域に地域に閉じ込められた牛「さん」をゲートを爆破して解放し救いたい、という中年に差し掛かって芽の出ないロッカー達。牛を救うことがロックであり、それをしな…

◎舞台『深呼吸する惑星』11 作・演出/鴻上尚史 鴻上さんのギャグのセンスが時代に合わせて変化していっていない、というのは『ベターハーフ』でも感じたところ。 それに限らず芝居全般に80年代的な何かが色濃く残っている印象がある。人の感想ブログを読ん…

『劇場霊』15 中田秀夫

ホラーの定型の仕掛けの中でしか展開しない序盤〜中盤がつらい。 終盤、マネキンのような人形がなにやら成長しはじめるあたりで面白いものが漂い始めた。ここをもっと膨らませて、劇場の中で逃げ惑う人々と、進化して脅威と異様が拡大する人形とのチェイスで…

『フィギュアなあなた』13 石井隆

好きな監督のはずなんだが、なぜか20年以上新作を見ていなかった… 半ばお遊びといえばお遊びで、しかし半分は面白いビジュアルイメージを実現するために、グラビア系の女優さんを使って作っている。というの作品成立過程を推測。 H主軸の映画と思わせておい…

『ウォリアー』11 ギャビン・オコナー

格闘場面はカメラの揺らしとズームでうまくごまかしてある。やはりスポーツの快楽を映画に組み込むのは難しい。 弟が心を開いていない相手の父親に頼ったり、戦場の心の傷と兄への憎しみが混ざっているのだろうがどっちつかずになっていたり、キャラがやや安…

『ハドソン川の奇跡』16クリント・イーストウッド

「奇跡」は起こらない。人の正確な行為が悲劇を消失させる。

『ガタカ』97 アンドリュー・ニコル

人間は限界を乗り越えることができる。それはあらかじめ与えられた能力よりはるかに価値がある。

◯TVドラマ『SPEC』第1話 サイコスリラーかと思ったら、子供向けのSFだった。 とても見続けられない。

『殿、利息でござる!』16 中村義洋

『ラブ・アクチュアリー』03 リチャード・カーティス

日本のテレビを思わせるダサさ。半分過ぎで見切る。 しかし世界でヒットしているようで、ウケるのものは結構同じということか。

『ジャッキー・ブラウン』97 クェンティン・タランティーノ

一歩先の展開が読めない集団劇をやろうとしたんだろうけれど、気持ちよくない。設定した行動のベクトルがすぐに裏切られるというのが見えすぎているし、その裏切りに騙される快感が伴っていないところが多く、それを繰り返されるうちに展開に期待感がなくな…

『ラ・ラ・ランド』16 デイミアン・チャゼル

『ヘイトフル・エイト』16 クエンティン・タランティーノ

『アバウト・タイム』13 リチャード・カーティス

知らないで見はじめたら、二日続けてタイムトラベルもの。 個人的にはこっちの方がいい。

『ルーパー』12 ライアン・ジョンソン

『おろち』08 鶴田法男

どうしても欠点ばかりが目につく。楳図漫画では激情によって気にならなくなる細部が気になる。なぜこの展開か疑問を感じることが多い。激情を映画として演出する戦略か、展開の理由づけをするか、別の展開を考え出す作業が必要になるのだろう。 役者はあまり…

『しあわせの隠れ場所』10 ジョン・リー・ハンコック

葛藤がない。実話に基づいているがゆえに、脚本作りに甘えが出たのかもしれない。スルスルっと見れる気持ちの良さで見てしまったが。

『龍三と七人の子分たち』15 北野武

気楽に撮ったコント集。