2006-09-17から1日間の記事一覧

『雪婦人絵図』50 溝口健二 「社会」は夫という権力で女を抑圧し、「本能」はその夫から体を離れられなくさせ、救いを求めて慕う端正な琴の師範は、「理智」ゆえに女の心と行動の乖離を責める。 女の「自我」だけがひとり取り残される。