昨日の悩み

朝8時台に起きたのは1ヶ月ぶり。


以下昨日の話。


8/31は行政書士試験の願書提出締切りだった。
ここ数日受験を迷っていた。
巷でよく言われているように、士業は合格さえすれば食えるというものではない。
とくに行政書士レベルの比較的取得が容易な資格では、重要なのは開業後の営業力である。(行政書士がどれくらい簡単かというと「20時間勉強すれば取れる」といっている本まであるくらい。)
自分の先行きに不安を持っているせいで、「資格」というはっきりした肩書きに魅力を感じているだけかもしれない。実はそのタイトルはジャンボ鶴田の「UNヘビー級」のようなもの(ネタが古いか)で、社会と現実とを知っている人間にとってはさほどの価値を認められるものではない。
自分にとっては比較的楽な試験勉強にこもろうとしているだけの、自己逃避と結論付けた。


昨日はまた、仕事ぎりぎりまで眠ってしまった。
5時を過ぎて郵便局の窓口も締り、時間的にももう受験はありえない、と思っていたら、移動中の電車の中で夜間窓口があると気付き、また迷い始めた。


その時思い出したのが、昨年撮影助手の仕事で勘違いといいがかりで不当に首を切られた後、法的措置の可能性も提示しつつ交渉し、賃金をきっちり払わせたこと。
10代後半から20代前半にかけて上の世代とあれこれと論争してきた。自分は社会的にはほぼ完全に無能だったから、周囲の大人から頭ごなしに否定されることが多かった。アイデンティティを確保し、人に付け込まれないために、いきおい論争の技術を体得していかざるをえなかった。(もちろん、具体的な能力を身につける努力も、並行してやっていたが。)
昨年の交渉ではその論争力が久しぶりに役に立った。
我ながらうまいと思うし、(あまり良くないことかもしれないが)論敵が居る時の自分、反論を組みたてる自分は本当にイキイキしている。


マンガの「カバチタレ」なんか読むと行政書士も係争処理の仕事に携われる。
その方面に特化すれば、これはかなり自分に向いた仕事なんじゃないだろうか。


願書は送れるにしても、受験料の払い込みはまだ出来るのだろうか。書類の発送と同じく、8月31日までの払込み厳守となっている。
家に帰り着いてすぐ、郵便局の夜間窓口に書留の払込が出来るか電話で問い合わせたところ、出来ない、という返事。やはり受験は無しとなった。


行政書士の試験は、年に1回。