落語を見る

ビデオにて
古今亭志ん生 小ばなし十八番(アンソロジー)』
何んだろうこの語り口の若さは。声だけでくすぐられる。
三遊亭圓生 盃の殿様』
林家正蔵 五人廻し』
一人目の客が語る吉原の縁起話の長広舌、狂気を含んでいて面白い。恐そうなのは本人の人格か?


『小津と語る』('92 田中康義)
候孝賢
「私自身はこれから現代台湾を舞台にした映画を撮る。啓示を貰った。実際の生活での洞察や理解では自分をすでに客観的な人間だと思っていたが、小津と比べるとほど遠い。日本のあの時代に小津のような存在があったことは幸福な事だ」
ここで言われている「客観的」の意味がよく分からない。


林家正蔵 旅の里扶持』
人情もの。浸った。
三遊亭圓生 鼠穴』
こちらも基本的には人情もの。
悲惨な話が夢でオチるが、それまでに演じられる零落と世知辛さは本物で、サゲは帰る客の気分を救うためにある。こういう用法が夢オチの起源なのだろうか?


ノンアルコールビールに対する欲求が減っている。良い傾向。