K1GP予想

F-I2005-11-17

  • 『アイダ・カタバ』69ヴェルナー・シュレイター



以前あったKOKOというオフィシャル予想大会もなくなり、頭の中で考えているだけではつまらないのでここに発表する。
通りすがりの方、ぜひ感想をコメントして行ってください。


1回戦
◯ホンマンvsボンヤスキー× 
判定。ボンヤスキーが先に先に仕掛けていくが、ホンマンのガードは揺るがず。力で押し込まれて体勢を崩されるボンヤスキー。印象点でホンマンに。
セフォーvsシュルト×
KO。シュルトの長いボディに打撃集中、防御のため一瞬下がった頭を見逃さずブーメランフック。巨人の「倒壊」に観客総立ち。
◯バンナvsアーツ×
判定。手の内を知り尽くしたベテラン同士。どうしてもスポーツライクな戦いになる。圧力でも手数でも有効打でもバンナ優勢。味わい深い技術戦。
◯武蔵vsカラエフ×
判定。カラエフの動きを見切る武蔵は凄い。ただ、手数をとればカラエフが勝利すべきところ、恒例の疑惑の判定となる。


準決勝
セフォーvsホンマン×
判定。このグランプリの目玉。セフォーは圧倒的なフットワークでホンマンをかわし続ける。かわして横に入りこんでのローと、伸び上がるように顔面を狙うパンチ。効果はないがホンマンのリズムは狂う。感情的になって突進し、ホンマンはリングから転落するかもしれない。闘牛士と闘牛のごとき戦いは、さばき切った闘牛士に軍配があがる。
◯武蔵vsバンナ×
判定。アウトサイドから出入りして軽い打撃を繰り返す武蔵を慎重に待ち構えて一発を狙うバンナ。軽く手を合わせては探りあう間が入る、という凡戦。もっとも勝敗判断が難しいが、延長ラウンドの末差が付かないまま、武蔵のホームタウンディシジョン勝利。


決勝
セフォーvs武蔵×
判定。セフォーのトリッキーな動きに対応し切れず、数発有効打をくらってしまう武蔵。その印象点をひっくり返せない。


セフォー初優勝。GPでは本命視されたことのないセフォーだが、3試合それぞれ違った戦いで実力を完璧に表現しきって、長年の優秀な脇役から主役へと躍り出る。
やるかやられるかの派手などつき合いは少ないが、見応えのある大会となる。
しかし去年もそうだったが「果たし合い」のごとき試合が減っているのはやはり寂しい。殺気が見たい。


予想としては以上だが、希望としてはチェ・ホンマンvsバンナ(決勝でバンナがKOすれば、バンナ10年越しの初優勝を飾る「画(え)」として最高)、チェ・ホンマンvs武蔵(日韓戦!)が見たい。


ちなみに、ここ10年毎年予想してただの一度すら優勝も一回戦の全カードも当たっていない、という負のジンクス持ってます。