It goes on.

なぜか、この月火水で3日連続して3人の生徒が病気でキャンセル。教師業をしない日が3日続くのは最近珍しい。


今日夜、3年前指導して成果のあった生徒のお宅から、身内の指導の新規依頼。


夜、大学で世話になった監督が若くして亡くなったという報せが届く。知らせてくれたのは、一緒に授業を受けていた、現在映画研究者になった後輩。その監督の授業と、指導を受けながら行なった撮影の日々を思い起こしてみると、ひたすら楽しい想い出の連続なのに驚いた。ずっとそのことを意識せず、経験自体を思い出すこともなかったのだ。
一貫して学校というものに違和感ばかり感じてきた僕にとって、もっとも深く関わった教師だった。本職の教師たちより、一時的な非常勤講師だったこの人との関りの方が濃かった。生徒とのコラボレーション作品として、授業で作ったドキュメンタリーがテレビ放映されることとなって、僕が学生代表としてスタジオでナレーションを入れて完パケし、その流れで一度だけ2人だけでメシを食ったことがあった。将来作家になるならば、と具体的なアドバイスをくれた。プロの現場の映画人として背中を見せてくれた最初の人だった。恩を返す機会を失ってしまった。