まあ確かに自由に生きてますなあ

衝動的に申し込んでしまった軍隊系護身術の講習会。
真ん中で45分の食事休憩はあったものの、11時-20時のぶっ続けで護身格闘術とナイフ防御を教わる。
前半も食事後の後半も最初の20分を過ぎた辺りから息が上がりそうになり最後までその状態を抜けられなかった。しかし、息が上がる直前には体が自動的にセーブしてしまうのだ。ああ俺の中のどこかに「もう若くないんだから」と揶揄と心配半々で声をかける邪魔な身内がいる。
生死がかかった場面でもこんなセーブをするつもりかと叱責する自分と、もう無理今はただの練習でしょと開き直る自分と、その開き直る自分に苛々する自分とがぐるぐる入れ替わる。コーチの給水休憩のコールが今か今かと待ち遠しくて理性は餓鬼レベルに落ちる。
長かった。武蔵と吉岡一門の闘いもかくや。
家庭計測なので不正確ながら、1日で体脂肪が3.8%落ちた。給水量は8時間で3.5L。2枚持って行ったTシャツのどちらも剣道部の部室の匂いがする。いつ以来だ、この運動量?
我を無くしたままでの8時間もの内容は多すぎで習得率は低いが、初めて聞いたテクニックばかりだから今はその存在を知っただけで十分と思おう。


帰宅後、週4回は行く地元の喫茶店へ入ると、とくに今日の護身術の話を持ち出した訳でもないのだが、ライター業もしているウエイターさんから「アラフォーで自由に生きているその辺の人」みたいな雑誌企画でインタビューを受けてもらえないかと打診さる。
掲載雑誌は分かる人にはすぐ分かる、この手の企画を毎週やっているサブカル的なノリのメジャー雑誌。「それでも楽しい!(?)、アラフォー負け犬でも毎日が日曜日」などという見出しが雑誌棚に並んでいる様子が浮かぶ。
顔出し・本名NGという条件を出した。まだ候補者を集めている最中なのでさらに企画が煮詰まった場合はまた話を聞くことになる。