『トップガン』86 トニー・スコット

展開はベタながら、セリフは結構いい。
一箇所気になったのが、相棒を訓練中の事故で亡くし、エリートの彼女にも去られた主人公が救いを求めて上官の自宅に行く。そこで若い短パンタンクトップの上官の娘に一瞬視線を奪われる。意図的な演出である証拠には、娘の若い肢体は画面の手前を横切ってよく目立ち、さらに主人公は次のシーンでもわざわざ振りかえって通り過ぎる娘を見る。
わかりやすい映画なればこそ、失意のどん底のシーンでこういう男の性を見せるような演出をしのびこませるのは不可解。