『おろち』08 鶴田法男

どうしても欠点ばかりが目につく。楳図漫画では激情によって気にならなくなる細部が気になる。なぜこの展開か疑問を感じることが多い。激情を映画として演出する戦略か、展開の理由づけをするか、別の展開を考え出す作業が必要になるのだろう。
役者はあまりちゃんと見たことのない人ばかりだったが、意外とうまい人ばかりで驚いた。とくに中越典子って舞台を見た時も思ったがなかなかのもの。