宮崎駿は宮崎駿

爽やか柔道アクション。スポ根ではなく、スポ根ものやクンフーもののクリシェを使ったお馬鹿映画。ただし柔道アクションはCGなしで手抜きなし。
20代(もっと上?)の男がニコニコしながらお互いをひっきりなしにぐるんぐるん投げ飛ばしあっている。ぶはは。

宮崎駿に悪慣れして無感覚になっている部分がありついついぼんやり見てしまったのだが、何度も愛すべきディティールの美しさに我に帰った。というか我を忘れた。その数の多さだけでも、傑作と呼べる。
ヒーロー(声:木村拓哉)の元ネタがデビルマンなのは間違いなかろう。


有楽町、歌舞伎町、ニ件とも客電の明るすぎる映画館。
論理化出来ぬのだが、映画館は隣人の顔も見えぬ暗闇でなければならぬという確信はある。
いつか運動を起こす。


ゴーマニズム宣言』最新刊読んでいるが、進まず。1日の読書時間の少なさがはっきりする。ついでに世界について知っていることも少ない。世界に対するアウトプットも少ない。

CGに質量感が足りない。同じ作画を使用するコマ数が多いと動きのリアリティが貧しくなる。カメラの視点移動がxyzの座標軸に放物線引いて動かしているのが見えている。人間の動作がそうであるように、人間のカメラオペレーションの動きも微分すると、かなり乱数的なのだ。このレベルだとCGの「C」が見えてしまう。
(以上、『スパイダーマン』と比べての話。東映も相当頑張ったみたいですが。)
もっとも『デビルマン』マンガ版を忠実に原作にするのであれば撮影技術より、もっと本質的な欠点がある。「人間は愚かな動物だ」/「滅びろ!」などというセリフが言えていないこと。当たり前で、若い役者、普通の役者には言えない。

  • 『69』PR用無料DVD

つまらなそう。チョロイ、チョロイ。


<備忘録>情報が更新されず、陳腐になった事を言い続ける人間はダメ。