Sometimes it snows in April (by Prince ’Parade’)

創作のストレスのせいか過食衝動高まっている。押さえているが多め多めになり、腹八分目を守れていない。


リーディングの主演女優がインフルエンザでダウン。ただでさえ公演まで時間がない。こんなペースで大丈夫なのかと初演出に不安感じながらも、どうすることも出来ない。


羽毛をいくつか絡ませたような大きな固まりの雪が降っている。プリンスの名曲のように4月には及ばぬまでも2月下旬なら十分季節外れで、この結晶の大きさといい外連味がある。街灯の投げかける光が作る舞いながら散り行く雪の陰は驚くほど複雑で、しばし見とれているとトランスする。


今日の劇団の稽古は自宅近くの区民会館。
飲みが散会して雪景色を楽しみながら徒歩で自宅まで帰り、ふと気付くと携帯に今別れたばかりの団員Kから着信が入っている。
Kは東京西部から自転車で1時間かけて自宅から稽古場に来ていたが、この雪で車輪がとられてとても家に帰り着けそうにないと泣きついてきた。
酔っているは自宅を離れているはでおそらくは心細い中、何度もスッ転んだといいながら現れたKのズボンは膝のあたりを中心に黒く濡れていた。
とはいえきちんと途中のコンビニで手土産のワインを買ってくる。断酒亭としては飛び入りの酒とはいえ楽しむことも出来ず、ハーブティでお相手。自分で持ってきたワインを7分方空けて、机と本の隙間の寝袋でKは入眠。