落とし所

見えていない人間と一緒にいると、自信の無い自分はつい落としどころを探って相手を引き上げようとはするのだが、結局は上端の「見えている」を離れて下の領域に落としどころを探ってしまう。その場はある種のまとまりがつく。しかし、見えている範囲にまでこなければ普通結果は出ない。僕が無能な人間であるならなおさらである。
自信がないことを乗り越えるのは大変だ。ただ自信はなくとも理想を幅を持って意識し、その幅をはみ出さないという基準の持ち方は出来る。自信はなくともある程度妥当な中での結論を繰り返して精度を上げていくことは出来る。
となれば、幅をもった理想を求めることは、御しがたい複雑さゆえに短期に成果を上げさせてはくれない「現実に」対する武器として有効だ。


拙いですね。備忘録なのでご勘弁ください。