楽日

リーディング、ならびに芝居バージョンも含めた劇団千秋楽。


昨日笑いが起きなかったのが悔しい。芝居がスタートした段階で主役のちょっとドジな女医のキャラクターを伝えきれていなかったのが原因ではないか、と主演女優と話した。
今日始まるとほぼ指示を守って一幕を通してくれていた。最初の暗転を終えて主役の女優にサス(スポットライト)当てる。再開した朗読を聞いてキャラをチェックしていて、ふと気付くと3つ上がっているはずの照明のスイッチが二つしか上がっていないではないか。男優がすぐ続けて登場することが頭から飛んでいた。もちろん、すぐにスイッチを上げたが、その上げ方も急激すぎたかも。
それが原因なのだろうか、細部のミスは減り、演出の意図通りに動いている場所は増えたのだが、総体として微妙に昨日より落ちている。熱気があまり高まっていかない。


公演が終わって男優に頭を下げて謝る。


仕事は5段階評価で5が当然、5を超えて初めて評価の対象になる。
とあるビジネスマンの言葉。


芝居バージョンは2つあったが、ともに3日間で最高の出来。


打ち上げも終わり、ひさしぶりに本が読める、と意気揚々と電車に乗ったら乗り換え駅で同じホームから出る小屋の駅へ逆走する電車に乗ってしまった。
打ち上げの居酒屋に戻る。


流れ流れて予想もしなかったことをやっている。
日常の意識の流れが止まっているが、あんなものとまったままで良いのかも。