備忘録/引用
「頑是無い幼児のように心が泣く。哀しみはあまりに深く、心は理性の声を聞き分けようとしない。それでもやはり、私は年齢でも外見でも建前でもなく、感性や理性をも含めて、魂から大人にならねばならなかった。魂の涙は後に墓場の底で一人で流せば良い。どうせ今泣いても一人なのだから何も違いはない」