雑記

「成果が出るまでは忙しくせよ。しかし瞬間を味わうことを忘れるな」
というような文章をネットで読んだ。正しい。


借りて読んだ本
「数学を使わない数学の本」小室直樹
例えを使って分かり易いのだが、その例が妥当でないと思えるところがある。分かり易いけれど、イメージが湧かなかったり、イメージが湧いてもその概念を理解するには十分適切な例えではなかったり。
しかしそれも些末な欠点だろう。数学が好きだと頭が整理出来て面白いし、好きでないなら数学の意義が分かる。数学とはあまり関係がないが、なぜ人には目標となる人物が必要か、という問いなんかに分かり易い答えを与えてくれる。
読んでいて論理的整合性と現実妥当性は分けて考えるべきだということに気付く。理屈では正しくても何の役にも立たない、ということが存在するのだ。(例えば、昔の事への愚痴、など。)


ドキュメンタリー「Tatuki 泣き虫ボクサーの軌跡」
「愛がどん底にいた男を救った」というNを聞いて興味を無くしかけた。個人の受難の手応えはある。ただし、それは映像の必要条件ではあっても十分条件ではない。