症状A(=accumulation)

F-I2005-10-08

東京を捨て家族とも距離を置き、香川県で一人暮らしを始めたわが自然食の師匠Oさん(といっても師匠からはこんな適当な情報のつまみ食いは弟子のする事ではないと叱られるかも)から電話。香川県には楽園がある、という。
南方には興味があれど田舎暮らしには一切興味のない愚生はただただOさんの転機を一緒に喜ぶ。
雑談に、Oさんがかつて貧乏暮らしに苦しんだ時期、総額1000万にはなろうかという量の本を一度に捨てたら価値観が転換して楽になり、そのせいか生活全般も好転しはじめたという話を聞かされた。一気に踏ん切りがつき、心理学精神医学関係の本を中心に100冊程ガムテープでまとめてアパートの共用のゴミ箱に捨てた。(また通話中にやってしまった。誠がない。)


精神状態が大きく崩れる時期に過呼吸に陥った経験が何度かある。
過呼吸の原因は、自律神経が狂って、息を吐くという自動的・生理的な行為が出来なくなりひたすら息を吸おうとすることにある。意外と気がつかないことだが、肺に溜まったものを一旦外に出さないと新しい空気は入ってこない。過呼吸は空気が入ってこないから苦しくなるのではなく、空気を捨てられないから苦しくなる。
呼吸と物の所蔵欲求、症状が示すメタファーは共通している。
(などということは昔から分かっているのだが。)