メルマガセミナー

某所でメルマガ発行のセミナー。
試験的な開催のため無料。とあるメルマガでメンバー募集されていたのに応募、参加を了承さる。
実践の時間に手を挙げて、事情を話して個別に相談に乗ってもらったのだが、ひとしきり目的やターゲットの話を終えたところで、数人いる講師陣がどうも未消化の顔をしている。
一人の講師が、「その劇団の「メッセージ」が何なのかが分からない」と発言すると講師全員が同意。そこをもっと深く掘れ、と。
うーん、「面白い」の先にあるものを言語化しろということか。
しかし「メッセージ」と言われると作品が胡散臭い匂いを放ちはしないかと気になるのだ。
失意のどん底で犬に慰められた気がした、と話すペットショップ経営の女性は各氏に絶讃されていた。


その突っ込みの先頭に立っていた講師は数年前自分のHPで「1000円で営業力アップのための小冊子(88ページ)をプレゼントする」と告知していた。
信頼する人のHPからのリンクでたどり着き、当時接客販売をやっていたので入金し申し込むと、8ページのペラペラのコピーが入っていて、そこには「小冊子に騙されるな」というタイトルで小冊子から集客を始める商法に関わる危険性と、改めて営業力を上げるためのビデオ教材(2万円)の紹介があった。
「1000円払って見せられたのが『次はこちら→』という矢印だけでした」などとメールでコテンパンに批判し、小冊子でなくコピーを送っているから詐欺が成立すると脅したら、「手違いでした」という謝罪と返金がなされた。
この人の今に至る活躍を見ると奇をてらったオープンエンド(販売の入り口)の作成が行き過ぎただけで悪意は全くなかったらしい。
手間をかけて練り上げたビジネスプランをぶち壊したのが僕かもしれないので、もちろんその話は持ち出さなかった。それでも厳しく突っ込まれたのは、無意識の復讐?


具体的なネタ作りの点では大いに啓発されるものあり。セミナーを専門とする講師の話術はビジネスが専門とは思えぬ程、面白可笑しい芸人としても洗練されている。


懇親会を切り上げて行った仕事先で、久しぶりに怒りで声を荒げる。
悪意などこれっぽちもなく、ミスと言えることもないはずなのだが、なぜかすれ違いが積み重なって回復が難しくなっている。