PRIDE無差別級GP2ndRound

売れ残っていた1枚も眠っている間に値が付いていた。当日券売り場で声をかける覚悟でいたが、その必要はなくなった。
会場についてまず、3人と会場脇で取引。差し引きすると8000円の出費で17000円の席に入ったことになる。費用対効果を考えると、まともに予約した方が良さげだが、オークションの面白さと物を安く買うことへのわが病的こだわりは満たされる。


試合のない選手でイベントしたり自分たちで屋台村を作ったりと、会場周辺の遊びは大変充実している。試合だけを見に来たい人間はそれでも良いが、まるまる半日トータルでイベントとして売ってもいる。
今回は15時半まで七夕の短冊にPRIDEへの思いを書いて持ってくると、無料でリストバンドを貰える。16時の試合開始ぎりぎりの入場を減らし、オープニングをスムーズにする目的もあるということに気付いた。



同行した役者Kさん。グッズ売り場であれこれ悩んでいた。ファッション好きの人で、試合の合間にも帰りの電車までもグッズのチラシを見て、あれ欲しい、これ欲しい、「これがサイズ無かったのがなあ…」と繰り返す。
グッズ類にはほぼ興味の無い僕はだんだん答える言葉がなくなる。



PRIDEはGPの時もGP試合以外の目玉カードを出すのだが、今回アンダーカードは二線級のカードばかりだった。
その影響かフジテレビ撤退の影響か、観客数はやや少なめ。後者の影響に関しては、テレビ放映が無い分会場観戦を決意した人もいるだろうから一概に減らしたとも言えない。二線級になってしまったのは、フジの撤退での放送権料消滅が影響しているのだろうか?



ノゲイラノゲイラの試合が、本日唯一の判定試合。
ということで残りの全てはKO(TKO)!初期のK1じゃあるまいし、テクニックと選手についての情報が行き渡った最近の格闘技大会では珍しい。
MVPはGP二回戦から臨時参戦のヴァンダレイ・シウバ。体重差を超えて、あの打たれ強い藤田を試合続行不可能な状態に追い込んだ。(最終的にセコンドがタオル投入。)
ローにやられるという、打撃vs寝技ではあまりに初歩的な崩れ方で吉田も破れる。いろいろ高度なやりとりがあった結果なのかもしれないが、その部分は僕には感じ取れず。
去年のミドル級GPに続き、またも日本人はいなくなりトーナメントへ託す情念は減った。
ひたすらノゲイラがいかに勝ち上がるか、そしてその先の打倒ヒョードルを期待して見続ける。


KO続出の影響で、試合終了が8時ちょっと過ぎ。4時間で大会が終わったのなんて初めてじゃないか?
夜のバイトに遅刻するからと一旦は誘いを断ったKさん、翻意して遅刻覚悟で一緒にきたのだが、余裕でバイトに間に合うこととなり、初めての格闘技観戦も新鮮だったようで上機嫌で会場を後にする。