◯「亀田大毅vsメキシコ人選手(選手名失念)」
 対戦相手のメキシカンは足下がちょっと不安定な印象で、パンチも軽そうに見えた。40戦弱の経歴も3割くらい負けていて噛ませ犬か?と疑いながら見始める。しかし、左のフックが顔面と腹にかなり入れたのにも関わらず、さほどダメージの様子はない。逆に亀田二男は瞼と鼻から出血。最終的に8R終了で判定へ、2-0でしかも点差は僅か、逆でもおかしくないのだがこれでもおかしくない、というぎりぎりの判定で亀田が勝つ。
 8月から運気が落ちているのか、亀田家?


安倍政権組閣に関するニュースをザッピングしていて、TBSとテレ朝は事実は事実として述べて映像を流しつつも、登場する学者や識者が全員(今日見た範囲では本当に全員)否定的な見解を述べ、話題の最後も必ず否定的な論調を紹介して終わっているのに驚く。
恥ずかしながらこういう偏向にはあまり気付いていなかった。
そこで登場した「識者」には政治的文脈では意識したことがなかった人もいて、カミングアウトとしてみると面白かった。


そういえば最近の太田光は、退潮続く左翼陣営では大衆プロパガンダにおける救世主に見えているのだろう。
僕はさほどお笑いには熱心ではないが、これまでの爆笑問題の印象からすると本人はもともとはさほど政治に興味がなく、真面目さのエネルギーはかつては純粋に笑いに注がれていたと思える。しかし最近、ビートたけしを、そして島田紳介を意識したワイドショー路線・政治路線を追究して勉強しているうちに、元々の心情左翼が深みにはまり込んでしまったのではないか。
太田光の見解は左翼としても陳腐。(もっとも、左翼は一面的な偏った論拠を引っ張ってくる癖があり、陳腐が進む程より一面的で些末な出来事を論拠にして陳腐どころか逆に「斬新」な見識に見えたりもするのだが。)
ああいう思考法を取っていることが彼の笑いに全く影響を及ぼさないものだろうか?ちょっと興味深い。…面白くなっていたらどうしよう(笑)。
田原総一郎的な、司会者特権を使った頭ごなしの論敵への強圧もすでに憶えつつあるようで、そこに笑いを加味すれば、テレビワイドショーに新たなムーブメントを作ってしまう可能性もある。
日本国民にとっては由々しき事態。



しかし、なぜ左翼はまともな論理が使えなくなるのだろう?左翼の言説は表面上理屈だらけなのに不思議だ。