ボトルネック

この用語は僕が知ったのはアメリカの経済小説『ゴール』。
例えば、ある工場において1日あたり、材料は商品100個分の仕入れが可能、工場の生産ラインのキャパシティは80個、出荷に使えるトラックに積み込める商品の量は50個、と限界があるとすると、この工場の出荷量は50個を超えられない。その時トラックをボトルネックと呼ぶ。そこで、トラックを増やし出荷量を倍の100個にして解決したとすると、出荷量は生産ラインの上限の80個となる。次なるボトルネックは生産ラインということになる。
瓶の注ぎ口のように、(おそらくは、主に商売/生産において)出力の上限を規定する条件をボトルネックと呼ぶ。
この概念が面白いのは、ボトルネックを解決しないかぎりは、他の条件をいじっても生産性は一切上がらないということだ。上の例では、最初に材料の仕入れ量や生産ラインを改善しても、結局はトラックでの出荷の限界があるので生産量を50個にする他なくなるのだ。
現状のボトルネックは何か、と考えると気付くことが多い。




家に帰ってから就寝を先延ばしにしてしまうこの気分、何かが余っているのかそれとも足りぬのか、どちらなのだ?