日本のタランティーノ

時々手を抜く監督。サボっているわけでなく、見切り付けて先に進んでそのままになるということなのだろう。
さすがに半端に原作どおりで妙に思わせぶりなラストシーンは頂けない。娯楽の巨匠なんだから。
イチはゴミの陰にぶっ倒れていて、中学生たちに亀の甲羅をからかわれ、塚本晋也演じる親父は札束抱えて歌舞伎町の雑踏に消えていけば良いじゃないか。レクター博士みたく。
三池作品の中でもネタの充実度はピカイチ。原作のおかげ。


ガラスの仮面42巻」
ダイエーTV路線によくあるような男女の叶わぬ思いが交錯する。見事に引き込まれてしまう。
まだ『紅天女』上演までの展開は拡がりそうだな。もう3巻はいく。完結は2010年を超える。