伯父さんの二挺拳銃

さっぱり何を言っているか分からないインディアンの酋長が笛を取り出すと、一言も口を聞かないグルーチョ・マルクスは織りかけの布がぶら下がった糸の列に斜めに棒を渡してハーブの音を出す。二人はセレナーデを奏でる。コメディの中の唐突なセッションが、ありえない美しさに達する。
「奴が現れたら電話で知らせる」
「馬鹿!この映画の設定は1870年だ。電話は無い!」



9時起き。夜は居眠り。今は不眠症ではない。
生活リズムがいい状態にあるのはありがたいが、夜の居眠りで例によってビデオ屋の閉店が迫って『ぼくの伯父さん』見通せずに返却。