解決編

主宰と役者Kさんと稽古後、飲み屋に行き、kさんにまとめて主宰が意見を伝えた後、昨日の話の続きとなる。成り行き上kさんも議論に加わるが、基本的には気にならない、という主宰と同じ意見。
自分は細かいことが気になる少数派かもしれないが、マイナーチェンジで同じ視線を持つの一部のお客さんを引き込んで満足してもらえるのではないか、などと殊勝ぶったことより、自分の関わった作品にはやはり自分が納得出来るものになってもらいたい、と妥協はしない。
Kさんが帰った後もしばし二人で喋り、改訂案を再度持ち出してみるが、主宰はそのセリフはこの役が犯人に言うことではない、という。こちらはそのキャラにそういう性向があるということが腑に落ちない。(キャラというものの把握が浅いせいかもしれない。)
ふと、主宰がその同じ情報を伝えるセリフを犯人に言わせてみてはどうか、と口にする。
これが犯人に幾分の深みを加えて、僕が気になっていたポイント3点のうち2点を同時に解決し、もう1点の疑問も薄めてくれる妙案。
上手いケリが付くこともあるもんです。