『セーラー服と機関銃』リメイクに思う。

ネタは確かにリメイクに耐えるものだよな。ただオリジナルの映画の面白さは圧倒的に相米慎二の演出。
相米が演出の元ネタにしているのが溝口の『西鶴一代女』。(気付いていない方は二本並べて見てください。火を見るより明らか。)
でおいそれとそれが真似出来るかというと…。


てなことをつらつら考えていて、当時相米慎二が33歳という若さ、しかも演出に応えて意識を剥ぎ取った「存在」を晒す薬師丸ひろ子も17歳だったという事を思い出し、ひえ〜と驚く。
僕は40代後半の相米さんに何度か会っているけれど、仙人を思わせる達意の人だった。早熟だったんだなあ。