中心無き一日

渋谷に映画に出かけたが受付で立ち見だといわれて止める。こういう時は次にいつ観る機会があるか分からないというレアもの以外は諦める。腰にもくるし集中も出来ないのだ。
渋谷の街でハンズと洋服屋を回る。そういえば2006年、とうとう一着も服を買わなかったのではないか。憶えているのが一昨年の冬物をGAPで買ったこと。だから今日は、というわけではないが数年ぶりに入った大人しめストリート系の店で、数年前と同じように奨め上手の店員にのせられて少々高めのものにも手を出す。あまりGAPばかりでも内面だかイメージだか硬直するだろう、と言い訳しつつ。
本棚と椅子と机も見て回る。今頃気付いたのだが自分の空間にはこだわり強い。


夜観劇。うーん…舞台作りのハードルが低くないだろうか。しかし集団がその場所にしかいないのなら、足元から始めるしかないんだよな。知人が出ていると語るのが難しい。


劇場は20歳から23歳まで暮らした場所のすぐ近く。週2は通っていた中華屋に入り、玄米菜食を破って青椒肉絲定食とラーメンを腹一杯食う。当時、自分の状況を地獄だと思っていたけれど、今思えばメシは毎日美味しく食っていた。メシ屋には恵まれていた。微妙に憶えのある味にふと心に浮かんだので、当時の自分にありがとうありがとうと心の中で感謝する。