廃止論者に議論のできる人もいるだろう、多分

現在の原発廃止論者の何割かは、ただ誰かに文句を言いたい人が時流に合わせているだけである。
だから、もし現在日本が原子力利用ゼロで、原子力の発電分を他で代用している状況だったとしたら彼等は、
「なぜCO2対策を考えない」
「世界の原子力テクノロジーの進歩に置いていかれる」
「他の発電法はコストが高い。原発を使っていれば安い電気になったのに」
「原子炉は冷静に統計を見れば他の発電法よりリスクが低い。きちんとマネジメントすれば大事故になんかならない」
「石油・天然ガスの採掘によって産出国内で死者が出ている。我々が恩恵を受けるのに、産出国にツケを押し付けていて良いのか！？」
「なぜ電化をもっと推進しない。地震国なんだから火を使わず電気で加熱した方が安全に決まってるだろ。火事のリスクを考えろ」
などと文句を言っていただろう。
政治とは、そういった人々に対処する仕事でもある。